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悩みはもとから絶たないと。。。 [雑感]

今年は辰年。自分は年男なのだが、今年は年初からすごい試練の年である。
                                         
たぶん自分が生きてきた60年間の中で、もっとも最大の試練の年だと思う。厄年と言うのは当たっている。自分が同じ厄年の42歳のときの試練、病気で転職したときより、比べ物にならないほど数段厳しい試練だ。
                          
龍神様は、自分にすごい試練を与えている。
                         
これを乗り越えれば、たぶんあとはこの世を解脱するまでずっと幸せが続くような気がしている。いまが人生の変わり目に違いない。
                                  
年初から、能登大地震、JAL・自衛機の衝突事故、そして小澤征爾さんのご逝去。そして我が還暦、定年でセカンドステージのスタート。それに伴う生活環境の再整備。
                      
・・・そして、なんと母親があの世に旅立った。
                                   
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もう狼狽した。かなり動揺した。
3か月前あたりからかなり容体が悪くなって覚悟しておくように、とは言われていたが、いざそうなるとかなり動揺する。
                       
無事、葬儀・納骨を済ませ、一件落着。
よくやった!自分!と褒めてあげたいと思う。
                                
もちろん残された残務問題も多く、時間がかかりそうだ。今年の辰年は、自分にとって、もう大変な1年となりそうである。
                             
母親のご逝去は予想していなかったことなので、想定外で処理しないといけないが、還暦を過ぎてからのセカンドステージは自分自身、もう何年前から分かっていることだ。5年前あたりから、あと5年したら定年だ、どうしよう?とか漠然に不安なものだ。
                        
もうこれはサラリーマン、企業人、会社人なら仕方がないこと。もう宿命なのだから。月収40万もらっていた人が、再雇用、あるいは年金受給開始から収入大激減。やっていけるのだろうか・・・。
                                 
みんな全員が通らないといけない人生の最大の難関である。みんなそうなのだ。
                               
鬱だよね~。ブルーになるよね~。もう老後のことを考えると、一気に鬱なので、考えないように”いまを楽しむ”で自分はやってきました。老後のことは、そのときになって考えよう。
                                 
実際数年前から分かっていても、じゃあどうする、なにやる?と言ってもとくになにもやらずそのままズルズルと行くだけだと思います。
                        
その点、自由業の方はいいな、と思います。定年はないので。働けるまで働く。ただ年齢相応の役割に変わっていくのかもしれませんが。
                                    
サラリーマン、企業人にとって還暦というのはなんらめでたくありません!地獄の始まりなのです。よく還暦祝いというのを聞きますが、なにがめでたいのかさっぱりわからないです。
                                            
いまだから告白するが、自分は誕生日は1月なので、1月の誕生日に定年になる。2月から働き方が変わる。そうするともう5年前から鬱気味なのだが、さらに1年前になると猛烈に鬱、ブルーになる。
                         
ましてや、3,4か月前だと、この不安のピークは最大限に達する。
                                 
そのとき自分が考えたことは、このままなにもせずにただ自宅の中で在宅勤務を続けて過ごしていって、そのまま定年を迎えるのではもうあまりに人生暗すぎるだろう。これは精神的にかなりよくないと考えた。
                                   
そこで自分が考えたのが、年末に名古屋、姫路、京都をツアーするという旅行を計画することだった。財力がある内に、後悔しないように、ということで計画した。
                       
今年の芸術の秋_2023は、このことがきっかけで起案した旅行計画だったのだ。
                                   
でも、いま考えると、それで気が晴れるか、というとまずそれはあり得なかった。やっぱり旅行中でもついつい不安な老後生活のことを考えてしまい、いま楽しいはずなのに、どこかブルーで憂鬱なのだ。
                    
年末の姫路、京都のときは気分は最悪だったな。
                                     
そしていろいろ経過していろいろあって、いまに至る訳だが、自分はある大きな解脱点を見つけた。悟りを開いたような感じである。
                       
それは、
                              
悩みは根本を絶たないと楽にならない。
                 
ということである。
                                    
みんな、各個人でいろいろな悩みを抱えていると思うが、そしてそれはおそらく他人に相談できない悩みごとだと思うのだが、その悩み事で苦しい精神状況を、なにか別のことで代用することで楽になるか、というとまずそれはあり得ないということである。
                     
あまりに悩み過ぎて薬に頼るとかもダメ。なにか別の楽しい違うことをして解消するか、というとそれもダメだと思う。
                   
苦しい悩みは、その根本を絶たないと意味がない、というか、その悩み自体を解決しない限り、いつまで経っても楽にならない。
                                         
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これが自分の悟りの境地である。
                         
そのためには、その悩み解決のために具体的になにか自分がアクションを起こさない限り、ずっと解決することはない。老後不安だ~と思っていても、なにもしなかったら、それはいつまでたっても不安が続くだけである。
                                    
自分がちょっと楽になったと思うのは、家計のシュミレーションをやったこと。生活していくには、インとアウトの関係ですから。収入と支出の関係。自分がどれだけの収入があって、毎月どれだけ支出しているか?自分は若い頃から、ずっと1人暮らしなので、インとアウトの管理は必然と自分がやらざるを得ない。だから自分が1か月の間になににお金をどれくらい使っているのかを把握している。
                                   
これは大事なことである。家庭の場合、旦那さんはやりくり上手な奥さんに任せっきりだと思うけど、旦那さん、そんなこと知らないでしょ?(笑)老後生活に切り替わるときは、旦那さんも協力しなきゃ。人生の中で、事が大変化するときは、男がちゃんとイニシアティブとって、あと決まりさえすればディリー管理はあとはお願い、というように。
                  
                                 
そのために一番大事なことが、自分(あるいは夫婦)が1か月の間に、どんなことに支出していて、それぞれどれくらいの額なのか、ということをちゃんと理解しておくこと、整理すること。これがいちばん大事なことです。そして老後の低収入の中に、支出が収まるようになるべく、いろいろなところ、固定費、変動費を削っていく。固定費を見直すのは一番効果大ですね。
                        
そうやっていくと、なんか現実的になって、不安がなくなっていくんですよね。収入の中に支出が収まるようであれば、不安解消だし、やや足りないのならどうしたらいいかを考える。
                                 
そうやってアクションを起こさない限り、いつまで経っても漠然とした不安ばかり頭を覆って、その苦しみはもとを絶たない限り消え去らないです。代用で楽になることはないです。
                         
老後スタートが始まる人は、まずこの家計シュミレーションを1回やることをお薦めします。1度シュミレーションしておけば、あとはもう頭の中に入っていますから、そんな毎日、毎月家計簿つける必要もないです。家計簿つけるのが1番いいと思いますが、自分はそんなマメな性格ではないので、やりません。
                               
でも1度シュミレーションしておけば、そんな必要もないと思います。大体頭の中でわかっているから。1度はかならずやるべきです。
                                 
家計の収入・支出を作成してFPに相談するのもいいと思います。
でも最近ネットの記事によく出てくるFPの回答もズサンですよね。(笑)
                       
1か月の生活に必要な金額、年金支給額、そしていくら足りない、その分を貯蓄から捻出する。そして平均寿命まで何年。・・・で結局〇〇千万円の貯蓄が必要。
                              
こういう理論ですね。
老後2,000万円問題ってこういうことですね。最近ようやく理解しました。
                    
そんな〇〇千万貯蓄があるんだったら誰も苦労しませんよ。(笑)安易すぎるんだよ。もっと頭使えよ。もっとタメになる提案しろよ!といつもボクは怒っています。
                           
まっそれはさておき、自分は去年まで漠然とあった老後の不安は、この家計シュミレーションをして実態とどうしたらいいか、を算出したことで、そしてそれに向かって実際アクションを起こしていることで、現実的なものになり、はっきり言いますと、あれだけブルーだった、鬱だった不安が嘘のように消え去りました。
                                 
あれだけ、不安で憂鬱だった毎日が、いまはかなり爽快で雲が消え去ったように気持ちいいです。やっぱり悩みはもとから絶たないとダメなんだと、そのときに自分は悟りを開きました。もちろん悩みが解決している訳ではぜんぜんありませんが、それに向かって動いている、というだけでもすごくスカッと爽快なのです。
                         
これは介護施設で療養をしている母親についても言えることでした。
もしものことがあったなら、葬儀・納骨きちんと終えることができるであろうか?
                                    
葬儀には、喪主と施主という役割があります。
                              
「喪主」・・・葬儀を執り行う責任者。 故人様に代わり参列者を迎える遺族の代表者。
「施主」・・・葬儀費用を負担する人。
                              
たしかに喪主(旦那さんが亡くなれば奥さん、親が亡くなれば長男)は葬儀の責任者なので、重要なのはあたりまえなのですが、自分の経験から、葬儀は結局やっぱり費用、お金の問題に行き着くので、施主がいちばんキーパーソンだと思ってます。
                         
2014年に父親の葬儀を取り仕切った経験があるので、大体こんなもんだということは分かっていましたが、やはり不安。事前に葬儀会社に葬儀費用や葬儀の段取りを確認して、大体のイメージがつかめました。
                                    
縁起でもない、不躾な行動と怒られるかもしれませんが、施主の立場からすると、ここに見通しが立つと、不安が一気になくなります。それでも母親が亡くなったという報を受けたときは、動揺が激しかったですが、それでも葬儀・納骨まで見通しが立っていたので、意外と気持ちが平穏でいられました。
                              
会社の経営もそうです。予実管理。予算と実績の管理。予算で目標を立てて、実際の実績がどうなのか、上振れなのか下振れなのか。そして次月以降の見通し。この見通しという作業が大事なのです。見通しを立てることで、今後の戦略の軌道修正をするし、それでまたダメだったら、また修正し直し。その繰り返しです。
                      
見通しを立てないと、不安ですよね。安心できませんよね。どうなっていくのかをある程度予想する、最悪のケースも考えて・・・そうやっていくことで、そのときはふっと安心するのだと思います。そういう作業をやらないままだと不安で不安で仕方がないです。
                             
自分もそうでしたが、たぶん親の葬儀はみんな不安と思っていることだと思います。でも葬儀は、自分がその当事者にならない限り、わからないと思います。自分の親なりその当事者になって、喪主、施主になって、初めて葬儀というものがわかるのだと思います。
                      
事前に勉強しておこうとか、他人の葬儀に積極的に行ってもたぶん無理。やっぱり当事者じゃないとわからないと思う。
                              
葬儀について日記にしてみようかな、と思いましたが、やっぱりこういうことはあまり表に出すことではないように思いますし、表で触れてはいけないことのように思いましたので、やめときます。
                          
結局、なにが言いたかったか、というと、
                                    
苦しい悩みは、その根本を絶たないと意味がない、というか、その悩み自体を解決しない限り、いつまで経っても楽にならない。
                                           
そのためには、その悩み解決のために具体的になにか自分がアクションを起こさない限り、ずっと解決することはない。
                        
これが自分の悟りの境地である。
                                     
偉そうに言ってますが、自分も去年までこのことを知らずして、ずっと鬱気味が続いていたのですが、最近ようやく解脱した境地です。・・・というのも、時間が解決してくれるというか、時間とともにやはりなにかアクションをしていかないと事が進まないので、そうやっていく内に問題、悩みが徐々に解決していって、気持ちがす~っと楽になってきた、ということでした。
                           
こういう悩みというのは他人に相談できないことが、また辛いですね。自分の場合は1人で道を探していき、解決まで進んでいったのでかなりキツイ数か月だったと思います。
                                     
まだ、半分くらいしか終わっていないのではないでしょうか・・・まだまだ困難な残問題たくさんあります。今年1年かかるかな?その都度、ショックを受けたりしながら進んでいくと思いますが、まっ結局最後はすべてうまく行くという風になるんではないか、と思っています。(笑)
                            
サラリーマン、企業人の方は、みんな定年近くになると、すごい恐怖と不安な気持ちにさらされるものなんですよ。みんなそういうパターンなのです。みんなそういう病気にかかるものなのです。
                        
でも定年1年後、2年後となっていくと慣れてくるというか、心が麻痺してきて、あまり不安に感じることもなくなるように予想しています。
                      
でも現実はやはり厳しかったりして・・・いつ老後破綻がきてもおかしくないかもしれません。(笑)
                   
                 
                    
                       
                             

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