節分会 [神社・仏閣]
毎年年初は、川崎大師で護摩祈祷していただく。ここ2年くらいは、1月21日の初大師に祈祷していただくことに拘っていたが、今年はもろもろ忙しく、今日の2月3日と相成った。
川崎大師の大本堂
川崎大師は、いまから18年前の42歳の厄年のときに、厄除けということで初めてお参りしたのがきっかけであった。それ以来、ずっと18年間毎年年初にお参りしていて、自分の心の拠り所のお寺である。
川崎大師は、平間兼乗(ひらまかねのり)が42歳厄年のとき、夢のお告げに従い海中から引き揚げたお像をお祀りして供養を続けると、兼乗はそのご加護ご利益をいただき自身の厄が除かれた。以来、川崎大師平間寺(かわさきだいしへいけんじ)は「厄除けのお大師さま」として親しまれ、全国から篤い信仰を集めています。御本尊厄除弘法大師のご宝前で厄除けをはじめ家内安全、商売繫昌など諸願成就の護摩祈祷を毎日修行している。
自分が42歳のときは、前職を退職した歳であった。
まさに厄年であった。
今年は、自分の社会人人生のゴールの年。この歳も厄年なのだそうだ。
毎年、護摩祈祷しているが、願いはいつも”心願成就”。
無事人生をゴールできたことに感謝の気持ちを伝え、そしてこれから新しいセカンドキャリアとしての人生を歩むことに対して見守っていてください、無事全うできますように、とお祈りをしてきた。そして母親の健康、長生きももちろんお祈りだ。
毎年年初に、この護摩祈祷をするのだが、気持ちが清々しく清められるような気がする。
これを年初にやらないと1年が始まらないし、気持ちが悪い。
護摩祈祷をすると、お護摩の木札をもらえる。3万円、1万円、5千円とその祈祷料にともなってお護摩の木札の大きさが違う。自分は昔は3万円でお願いしていたが、近年はもっぱら1万円だ。そのうち5千円になるだろう。(笑)
そして仲見世通りの達磨屋さんで、達磨(だるま)を買って、目を入れる。
部屋の中にこのお護摩の木札と達磨を飾って、それで儀式は終わる。
この日は、それでお終いのつもりだったが、今日はじつは節分の日であることに気づいた。
川崎大師では、節分の日は、節分会(せつぶんえ)と言って、当山の由緒ある「節分会・豆まき式」では、貫首大導師のもと、除災招福、開運満足が祈願され、境内特設舞台において篤信の年男・年女によって追儺(ついな)の豆まき式が行われるのだ。貫首の「福は内!」の第一声につづいて、福豆がいっせいにまかれる。
この節分会(せつぶんえ)に偶然遭遇したのだ。
そして今日が、じつは節分の日であることに気づいた。
今年は辰年。
辰年の年男、年女の方々が節分会、豆まき式に参加するのだ。
この節分会、豆まき式は年男、年女の方々のためにあるのだ。
自分も辰年生まれ。今年は年男である。
なんという偶然!今日が節分の日であることをまったく知らずに川崎大師にやってきて、巡り合わせがよかった。
せっかく神様が巡り遭わせてくださったのだから、この節分会、豆まき式にぜひ参加しないとダメだろう、ということで参加してきた。
川崎大師平間寺では令和6年2月3日に節分会(せつぶんえ)を執り行います。当日は、大本堂にて「除災招福・開運満足・家内安全」大護摩供の後、境内特設舞台において豆まき式を行います。御篤信の皆様には、是非この節分会の豆まき式にご参加され、「福は内・福は内」と豆をまき、大過無い一年をお過ごしなされますようご案内申し上げます。
参加すると言っても、正式に参加するということではない。
正式に参加するということは、豆をまく側になるということである。
和服、洋服どちらでもよいが、当日は、裃(かみしも)を川崎大師のほうで用意してくれるとのこと。白足袋であることが必要だ。
1日3回おこなうのだが、1回につき50名まで。
なんと冥加料(祈願料)は、70,000円である!(驚)
大本堂にて「除災招福・開運満足・家内安全」大護摩供をおこなうんだな。
参加資格は今年の年男、年女であること。
正式に参加された50名の方々には、このような授与品があるそうだ。
そして大本堂で大護摩供が終わったら、大本堂前で記念撮影である。
参加者の年男、年女のみなさんは、こうやって名前を書かれて掲示される。
そして、”やすらぎ広場”といわれる広い広場でいっせいに豆まき式がおこなわれる。自分は川崎大師にこのような広場があるなんてまったくつゆ知らず、お寺の端の方にあるのだが、初めて足を踏み入れた。かなり広いスペースだ。
自分の大護摩修行のときに、住職さんの法話で豆まきの話をされていた。ふつうは、”鬼は外、福は内”と言うと思われているが、それは間違いであるとのこと。正しくは、”福は内、鬼は外、福は内”なのだそうだ。福は内から始めるのが大事なのだそうだ。
そして家の中の鬼門である北東の方向に向かってやるのが大事。そのように法話で仰られていた。
このやすらぎ広場では、もう鬼は外はないのだ。
福は内しか言わない。ひたすら福は内を連呼するのである。
やはり縁起ものなんですね。福しかやらないということなのでしょう。
このように70,000円の冥加料を払って節分会、豆まき式に参加された50名の方々。
この高台の上に乗って、いっせいにここから豆をまくのである。
自分は広場に集まった年男、年女の方々といっしょにその豆を拾ったのである。自分が豆まき式に参加した、ということはそういうことである。(笑)
なんか、福をたくさんおそそわけいただいたような気がする。
川崎大師に来て、生まれて初めて参加した節分会、豆まき式。
偶然めぐり合わせたとはいえ、縁起がよかった。
やすらぎ広場という場所をまったく知らず、足を踏み入れたこともなかったので、帰りの道すがら、川崎大師に、このような美しい庭園の風景があることも知らなかった。
新しい人生の始まりとはいえ、平均寿命と言われる歳まで20年以上もある。
人生長すぎるよ。(笑)
なんとか生きながらえていますように。。。
もちろん奈良漬の町田屋さんのカフェ、川崎大師松山で、お茶漬け7種盛り合わせを2膳お替り。そして川崎大師カレー大盛を平らげたことは言うまでもない。
お店の方から、たくさん食べてくれてすごく嬉しい。たくさん食べるのに痩せているね、と言われ、嬉しい気分になりました。(笑)