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NYC ガーデンアパートメント [住居・ライフスタイル]

米国映画を観ていると、かならずこのような建物を見かけることが多い。


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アパートのような集合住宅で、いわゆる入り口が少し高いところにあって、道路からその入り口に行くまでに階段があるのだ。これは米国映画を観ていると絶対出てくる。誰しもが見た経験があるだろう。


こういう建築方式は日本にはないと思われる。

まず見たことがない。


アメリカ、米国オリジナルの建築方式なのだろう。

しかもスラム街というか、下級階層が住むあまり安全ではない治安の悪いエリアに多く見られ、この階段のところでたむろしている若者たち。


まさに黒人、ブラックミュージックの世界で、このアパートのこの1階部分の階段のアプローチがまあとにかくUSAのMV(MusicVideo)に出てくること出てくること(笑)。ここに友達と溜まっている主人公が、向こうから歩いてくるカワイイ女子、イケメン男子に声をかけるっていうストーリー。


ひとつの「お約束」になっている感じである。


まさにブラックミュージックといえば、この階段なのである。


だいたい階段に溜まるMV(MusicVideo)の曲は「綺麗な女性に会って一目惚れ」みたいな内容なんですね(笑)。あと、アーティストのキャリア的にも、かなり初期の頃にやる「お約束」MVっていう位置づけかもしれません。売れてくると、お金をかけられるので、豪邸豪遊パーティとかのMVになることが多いけど、若手はそこまでまだお金をかけられないし。


・・・てな感じで、まさに「例の階段」なのである。(笑)



そして映画の中のワンシーンでも、このアパートで階段を登って行って、上に入り口の玄関があり、そこから入って下方に展開している庶民級の部屋でくつろぐスター主役たち。シルベスター・スタローンのロッキーなんかもそうではなかったか。こういうアパートの部屋に住んでいて、そして部屋の中でロッキーが大きなジョッキの中に生卵を何個も割って入れて、それをゴクゴク飲み干す・・・そんなシーンを思い出す。


この建物はなんというのだろう?

アメリカ、米国オリジナルの建物ではないか。


ロンドンに住んでいたときも、街中をマイカーでグルグル廻って見学していたときもこんな階段付きアパートメントを見かけたような気がするのだが。。。記憶が定かでない。


とにかくアメリカ、米国で間違いない。


この建築方式は、”ガーデンアパートメント”というのだそうだ。


こういうタイプの部屋は、ガーデンアパートメントという名称で呼ばれている半地下の部屋である。

NYC(ニューヨーク)やロサンゼルスで見かけることが多いらしいがいちばん大多数を占めているのは、やはりNYCだそうだ。


ガーデンアパートメントといえば、ニューヨークなのだ。


もちろん、そこそこの大きさの都市であれば、全米でも見ることが出来る。

土地が十分ある郊外ではあまり目にしないが。


これは、都市の主に賃貸や分譲のアパート(フラット)に見られる建て方で、半地下も部屋として貸す(売る)ための工夫なのである。全くの地下だと価値がなくなるので、半地下にして部屋の上部から光が入るようにしてあるのだ。また名称も「半地下」だとイメージが悪いので、「ガーデンアパートメント」としているのが普通なのである。


建物のオーナーは、普通地上に花壇やガーデンを作って手入れをするのでこういう名称になっている。


値段も上の階よりは安めで、学生や、階段の上り下りが少ない(買い物の場合は階段の下りだけで済む)ので、老人が住んでいたりする。


土地がない所に、効率的に建てて、1部屋余計に作る知恵である。こういう場所では、建物の高さも決められているので、上に多く部屋は作れないのである。


たとえば、地上は4階なので4部屋、それにガーデンアパートメントで5部屋になる。1階をそのまま入り口にしてしまうと、4部屋しかできない。でも1階の部屋にだけ、その分半分の地下エリアが掘ってあって、空間ボリュームとしては。1階+半地下の部屋容積なのだ。この1階と半地下エリアを合体させた部屋をガーデンアパートメントという。だから窓が上の方にあるのだ。そして玄関の入り口も道路から階段で昇って行って上から入って、そして部屋は半地下のほうに下方エリアに展開されているという・・・。



“ガーデンアパートメント” 素敵なイメージが浮かぶが、実は地下室のことで、タウンハウスやアパートの地下室を賃貸する場合に、“地下室”ではイメージが悪くテナントを惹き付けないため、“ガーデンアパートメント”とおしゃれに言い換えているのだ。


だが地下室とは言っても半地下のタイプが大多数で、もぐらの住まいのような(?)暗黒の地下室を想像すると大間違い。部屋の上部には窓があって窓から地上が見晴らせ、外光も入ってくる。つまり窓の位置が地上レベルというわけだ。


部屋の窓から植え込みや花壇もながめられるから、“ガーデンアパートメント”というのもさながらうそではない。通常、上の階よりは家賃を安く設定するので、立地条件が良いガーデンアパートメントは、学生や若者、アーティストなどに大人気だ。


地下室は、冬は暖かく夏は冷涼で、気温が上の階よりずっと安定しているため、住み心地は悪くはない。地下室の利用は中西部が圧倒的に多いようだ。むしろ、西海岸や南部では少ないかもしれない。オランダやベルギーでも地下室を住居として使っているのを多く見かけるが(賃貸かどうかは不明)、いずれも都会に多い点が共通している。 都市は土地が限られ不動産価格も高いから、建物オーナーにとっては、改造してガーデンアパートメントとして何戸か付け加えればそれだけ安定した収入が増える。 入居者サイドから見ても、ガーデンアパートメント、つまり地下室に住めば、別の出入り口からすぐに外に出られるため、足が弱っている人や、沢山の買い物などで手が一杯だったりする場合には、上の階に住むのに比べて便利だ。 とりわけアパート回りの景観をオーナーが美しく整えてある場合、地下室から出てすぐに美しい景色が目いっぱいに広がるのは気持ちがよい。アパートによっては別の出入り口が裏庭に通じていることも多いから、しばしば外に出す必要のある犬など飼っている人々にとってはぴったりな住まいと言える。


ところで、賃貸ガーデンアパートメントの不利な点は、泥棒に入られ易い、暗い、湿気が多い、そして浸水の可能性を免れないなどがある。たしかに、上の階に比べて、窓から(つまり地上から)侵入し易いから、窓に補強ガラスを使うとか鉄格子をはめて防いでいるガーデンアパートメントをよく見る。 


「暗い」という点については、学生や夜働く人にとっては必ずしも不利にはならないだろうし、浸水や湿気については、特殊な下水設備を専門に取り扱う業者などもいるから、充分に信頼できる業者を選び対処することで解決はできよう。


不動産売買において、コンドミニアム、タウンハウス、一戸建てなどの地下室は、“Unfinished basement”と表示されていることが多いが、これは床はむきだしのセメントで、壁はドライウォールとかスタディッドウォールなどの建材で仕上がっている状態を言う。


地下室を物置や貯蔵庫、洗濯室として使う場合には、この程度の仕上げで充分なのだ。だが、のちにここを改造してガーデンアパートメントとし、テナントを入れるオーナーも結構多い。一方、“Finished basement”の表示は、壁や床は上記の仕上げだが、それに加えて、さらにきれいに表装され、冷暖房装置の完備、電気の配線等もなされて、住居としても使用可能な状態を言う。とりわけ高額な物件では、娯楽室やエクササイズルームなど、自由に使える部屋のスペースとして付加されていることが多い。



一戸建ての地下室にベッドをしつらえ、風呂もトイレもつけて独立した客間に改造するのは通常“Father-in-law basement”と呼ばれる。直訳すれば「義理の父親の地下室」だが、何も義理の両親が泊まるためだけには限らない。最近の不況で、いったんは家を出た子供達が経済的な事情から実家に舞い戻るケースが少なくないのだ。子供達(と言っても立派な大人だが)は、もとあった子供部屋でなく地下室に住むことで合意する。両親は生活時間帯の違う子供達によって静かな暮らしを乱されるのを嫌がるし、子供達にとっても、地下室であれば出入り口が別で、親にどこへ行ったの遅かったのと干渉されずに済むからだ。 この他、大工仕事のスペースにしたり、娯楽室としてビリヤード台やピンポン台を置いたり…。キッチンをしつらえて貸し料理教室が最近最もトレンディ。地下室はもっともっと利用されてよいのではなかろうか。



情報引用元:


海外トピックス vol.209 ガーデンアパートメントって?




自分はNYに住むことになった暁にはマンハッタンの高層タワーマンションではなく、こういうガーデンアパートメントの1階+半地下の部屋に住んでみたいです。(笑)こっちのほうがいかにもニューヨークに住んでる!というイメージが湧きます。


NYCといえば、ガーデンアパートメントである!


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自分はいままでたくさんの米国映画、アメリカ映画でこのガーデンアパートメントを見てきた。


1番どんぴしゃその部屋というのが、オードリーヘプバーン主演の1967年の「暗くなるまで待って」ではなかろうか。


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いつも可憐な華のある主役を務めることが多いオードリーではあるが、この映画では全盲の1人暮らしの女性を演じ、目が見えないことをいいことに様々な悪だくみを考える悪な男たち。その男たちと目が見えないながらも戦うオードリー。まさにスリリングな展開でその心理描写、心理作戦にドキドキしてしまう最高にホラーな映画である。


この主人公が住んでいた部屋が、まさしくこのガーデンアパートメントであった。ネットで写真を探してみたんだけど、ドンピシャのがなくて、なんとかそれが分かるのがこの写真である。


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玄関の入り口が上の方にあって、部屋に入ったらそこから階段で下のエリアに降りていくんですよね。1階の空間ボリュームと半地下の空間ボリュームが合体した部屋の高さが十分に稼げている空間で、あまり貧乏くさい感じはしない。映画のセットなので、そこはある程度ゴージャスに作っているのかもしれない。そして半地下を足している分、窓が上のほうにあるんですよね。



この半地下。日本は日照権の問題があるためか、あまり半地下に住む人って聞いたことがない。アイルランドやイタリアでも聞いたことがない。半地下に住む人というのは、やはりニューヨーク。特にマンハッタンには、半地下に住む人は結構いるようで、そんなに悪い事でもないんだそうだ。


何よりビックリなのが、ニューヨークでは半地下の幼稚園が多いこと。いや、半地下を通り越して、完全地下の幼稚園も結構あるそうだ。(笑)


やっぱり半地下や地下って、やっぱり匂いが結構気になるそうですよ。そしてニューヨークの建物は意外と壁が薄くて、隣の人や上下の人の音が聞こえるアパートが多い。


騒音トラブルは、日常茶飯事だ。


子供の頃によく見たアメリカ映画、米国映画の影響もあって、ニューヨークといえば、こういう半地下のガーデンアパートメントを思い出すことも多く、こういうところに住んでいれば、いまオレはニューヨークに住んでいる!という実感が湧いていいとも思ったけど実際はやはり環境劣悪なんですね。(笑)


やっぱり郊外の一軒家がいいですね。


ネットでこの半地下の部屋の写真を探してみたんだけど、ほとんどヒットしなかった。

やはりいろいろ問題あるのだろう。


自分がロンドンに住んでいたときもそうだったけど、海外の賃貸物件は結構家具付きの部屋が多い。これはすごく助かる。あらかじめ生活に必要な家具は一式揃っている。テレビ、冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機、台所調理一式などなど。


まったくがらんどうの空き室を与えられても、そこから一から家具を備えるまですごい時間と莫大な費用がかかる。家具付き賃貸物件のほうが家賃高いかもしれないけど、海外で一時的に生活するなら絶対家具付き賃貸がいい。自分はロンドンの一軒家でも、ベルギーのマンションでも両方とも家具付きでした。


自分は結局アメリカ、米国とはなかなか縁が遠かった。


ぜひ行きたいとは思っているのだけど、なによりも予算!自分は基本ヨーロッパの人なので、とにかくヨーロッパ優先。この国に行きたいと思っている国が圧倒的にヨーロッパに多くて、アメリカに回すだけの予算がなかった。


クラシックでいえばカーネギーホール、MET(メトロポリタン歌劇場)、そして小澤征爾さんのボストンシンフォニーホール。この3つはぜひ抑えておきたいと思っていて、もちろんアメリカも有力な実行計画に入っていたのだけど、とにかくヨーロッパがもう好きすぎるくらい大好きなので、どうしてもお金払うならヨーロッパという優先度になってしまいアメリカまでに回せなかった。でもつねにアメリカは計画の中に入っていました。


9.11の同時多発テロ発生以来、アメリカに旅行する場合は、スーツケースはカギをかけても空港検査員が破壊できるような仕様でないと認められない特注のスーツケースであることが国家保安的に条件、ということも聞いたことがある。


ぜひアメリカ旅行用のスーツケースを買っておきたかった。(笑)


やっぱりアメリカといえばニューヨーク、NYCであろう!

24時間眠らない街。


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やはり憧れである。


物価が信じられないくらい高いらしいですよ。世界一物価が高い街。破産する~~~という悲鳴を上げるくらい高いらしい。そんなNYCで、しかもマンハッタンのような高級エリアに住むことなど、もう一般人には無理なことであろう。


治安の悪い街でもあるし、旅行ならまだしも住むとなるとかなりハードルも高い。

でもNYC マンハッタンで半地下の部屋に住んでみたい気持ちは密かに持っていたりします。(笑)









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