松坂牛 よし田 [グルメ]
東京オペラシティのコンサートに行くときは、かならず座るとこがない、ということと、食事をするところがない、この2点で困り果ててしまう。まさに都会のビル空間の中にあり、無機質な都会空間なのだ。
でも最近気がついたことに、東京オペラシティビルは、複合施設の高層ビルなので、上階の53F/54Fに食べ物処がたくさん集中していることがわかった。高いところにあるのでぜんぜん気がつきませんでした。気づいたのは最近です。
その53Fにちょっと自分が惹かれるというか、気になるお店がある。
それが”松坂牛 よし田”である。
もともとのきっかけは、Instagramで自分のTLにプッシュしてきたこと。なにせすき焼きが大好きなので、そのすき焼き御膳の写真がじつに美味しそうで、美味しそうで。これは食べてみたい、すぐに行ってみようということになった。値段も1,500円とお手頃である。
しかも東京オペラシティの53Fである。新しい食事処を発見した、という感じである。しかも悩んでいた東京オペラシティで。
松坂牛 よし田は、もともとは、世界最高峰の時計・ジュエリーを扱うYOSHIDAがもともとの企業体。
そこがサイドビジネスとして、一流の食を求めるお客様のために、レストラン「松坂牛 よし田」をオープンしたとのことなのだ。
もともとが宝石店!それがレストランもやる。ビジネスってやはりこういう余裕があるところが勝ちますね。余裕があると、それがお客にも直感で伝わります。いつもカツカツなところは、そんなゆとりがなく、それがお客様にも敏感に伝わってしまいます。
でも、それって大富豪の企業だからですよね。(笑)ふつうどこの企業も、とくに中小企業はみんなカツカツで、そんなゆとり出している余裕ないのが実情なのではないでしょうか。
松阪牛の最高の美味しさを味わっていただくために鉄板焼き・すき焼き・しゃぶしゃぶの3つのスタイルと、松阪牛をメインとした会席料理になります。
松坂牛ですよ!!!
もう国産牛肉ナンバー1ですね。松坂牛とかの国産の牛肉の最高級というものは、あの人形町今半のすき焼きのときに、ずいぶん勉強しました。最高級牛肉のすき焼きってほんとうに別次元の美味しさです。ちょっと庶民では味わえない高級な料理ですね。
とにかく牛肉が口の中でとろけるように甘い。ものすごい甘いです。
それを溶き卵で食べるなんとも贅沢なひととき。
あの感覚は、今半で体験しましたが、いまでも濃厚に覚えています。
料理は学校法人 服部栄養専門学校 理事長・校長のあの服部幸應先生が監修しているのだそうですよ。
この松坂牛 よし田の最高の料理にあわせるための選りすぐりの銘酒も用意されています。フランスDRC・五大シャトーや、日本では輸入本数が少なく、稀少で高品質なスイスワインなど価値ある銘酒たちが、あなたをお待ちしております。(笑)
High Societyですね~。
さすがジュエリー店です。
そして、なによりも楽しみなのが、東京オペラシティビルの53Fという抜群のロケーションなので、東京の景色をそこから一気に見下ろせる、東京都心を俯瞰する最高の絶景のCity Viewなのだ。
地上200mから、昼間は明治神宮や新宿御苑の緑、夜は東京の夜景を一望できる美しい景色。
もうこれは堪らん!松坂牛のすき焼き御膳も楽しみだけど、この絶景Viewも楽しみで楽しみで。
こういう高層エリアからの絶景Viewは、大体昼間より夜景のほうが感動しますね。渋谷スクランブルスクエアのShibuya_Skyももう断然夜景のほうが綺麗で感動しました。
チャレンジするなら夜がお薦めです。
ちなみに、松坂牛 よし田の夜景Viewはこんな感じだそうですよ。
美味しい料理・ワインと絶景ロケーション。
一流ジュエリー店が提供する最大のおもてなし空間である。
自分のInstagramのTLにすき焼き御膳の写真がプッシュされてきて、それが美味しそうで、美味しそうで。しかも1,500円というお手頃価格。
自分はそれ以上調べず、本能的にお店に向かいました。
そうしたら、朝11:30開店なのですが、もうすごい長蛇の行列なんですね。
そしてスマホでメニューを調べてみたら、驚いてしまいました。
鉄板焼きもすき焼きもしゃぶしゃぶも、そして会席料理も、みんなコースになっていて、50,000円とかします。
5万円!!!
食事に5万もかけられるか!
このとき、自分は遠い記憶の彼方に閉じ込められていた、すっかり忘れていたフレンチのトゥール・ダルジャンのことを思い出したのです。
松坂牛 よし田は、超一流のHigh Society御用達のレストランだと思いました。
もうプライシングが庶民感覚を超越しています。
最高級が5万円で、それぞれ段々グレードが下がっていきますが、それでも2万5千円、とか1万5千円とか、です。
貧乏人の自分には無理です。(笑)
うわぁ、三流庶民の自分の居る場所ではないなと直感で感じました。
でも、Instragramでは確かに、1,500円のすき焼き御膳がありました。すると確かにあります。でもそれはメニューの本命ではなく、ついでのサービスみたいな位置づけで、いわゆるランチメニューです。しかも限定20食とかの制限付きです。
自分はそのことを知らずに、最初行ってしまい、しかも長蛇の列に並んでいたので、これじゃあっという間に20食完売だな~と思いました。お店の女性の仲居さんに聞いたら、案の定完売だとのことでした。
もう万単位のメニューしか残っていません。
自分は諦めてスゴスゴと帰ってきました。
さすが一流レストラン。メニューは万単位が基本なのです。1,500円のランチは、ランチ限定の特別メニューに過ぎないのです。しかも20食限定。
まっ結局、自分には縁がないレストランだったんだな~と思いました。
それで数日過ごしていたんですが、ふっと思いつきました。
11:30開店ならば、朝早くからいの一番で並べばいいのではないか?
だとしたら、20食限定のフィルタをクリアできる。
あの松本でのうなぎ屋さん、うなぎのまつ嘉のときと同じ戦法です。
思い立ったら即実行ゴーです。
11:30開店なのに、9:30着で並びました。(笑)準備しているお店の男性に、こんなに早く並んでいる人は、いままで見たことない、初めてだ、と労われました。(笑)
黒毛和牛のすき焼き御膳を食するための自分の諦めない根性の成せる業です。
そうして歩行障害の自分にとって2時間立ちっぱなしというのは、まさに苦行そのものでしたが、ようやくオープンです。
やはりお店のフロアの空間は、まさに高級レストランそのもの。基本は和空間、和風テイストだと思いますが、とても清潔感溢れる美しい空間でございました。男性スタッフは洋装、女性スタッフは和服です。
日本の伝統的な技法を取り入れた「心からのおもてなし」空間を演出します。多忙な日常から離れ、静寂で優美な空気感につつまれながらも、組子細工などの和の高級感が贅沢なひと時を創り出します。
最初想像していたフロア空間は一面にだだっ広い空間なのかな、と思いましたが、実際は小さなエリア空間に区間割されていて、その間を細い通路が通っている、というカウンター、お座敷などが細かく区割りされている空間でした。
自分はもっとも渇望していた絶景Viewを臨めるカウンターに通されました。
素晴らしい~とは思いましたが、なんか思ったほど驚きもなく、実際の絶景Viewも遠い感じで、まっそれなりだと思いました。絶対夜景がいいですね。
目の前は鉄板になっていて、ここでシェフが実際、鉄板焼きを調理するところを目の前でショーをしながら楽しむのだと思いました。横浜・馬車道の瀬里奈ドームと同じですね。
自分は、もちろん”黒毛和牛のすき焼き御膳”をオーダーします。メニューには公式サイトに載っていないスペシャルバージョンというのがありましたので、そちらにしました。
ランチメニュー、20食限定です。自分はもちろん1食目のお客さんです。(笑)
これが夢にまでみた、松坂牛 よし田の黒毛和牛 すき焼き御膳です。
とても甘くて美味しいです。さすが最高峰 黒毛和牛です。
すき焼きってやっぱり美味しいですよね。ひさしぶりに食べた感動はひとしおでした。この濃い目の割り出し。まさに関東風の濃い味付けですね。つけ合わせのトロロがありました。すき焼き鍋でグツグツ煮るときに、このトロロをまぶすのもこれまた一興なのだそうです。
でも自分は、人形町今半で最高級のすき焼きを経験済みです。その感覚と同レベルのグレードを期待していたこともあって、やはりそうは世の中甘くないな、と思いました。あんなに牛肉が大きくないです。やっぱり細かく小片にカットされていて、思っていたほど食べ応えがなく、口に入れたときの感動も。。。う~ん、やはり安価なランチメニュー限定なので、それなりのグレードだな~という感覚はありました。
でも、でも、それでも全然十分です。それを差し引いてもぜんぜん最高に美味しかったです。1,500円(自分の場合、スペシャルだったので、2,000円でしたが。)のすき焼き御膳としては最高級の美味しさだと思いました。
ランチメニューはあくまでサービス、オマケなんですよ。本チャンは万単位のフルコースメニューのほうなのです。松坂牛 よし田は、この松坂牛をふんだんに贅沢に使うフルコースに勝負所を置いているのです。
自分は十分満足した気持ちになりました。
達成感ありました。
2時間前から並んだ甲斐がありました。
いい想い出、体験になりました。
ひとついまだに不思議なのは、お店の前に、これだけの長蛇の大行列。
ランチメニューは20食限定です。すぐに完売するはずです。
それなのに、これだけの大行列。この方々はみんな万単位のメニューを頼むほど経済力があるのでしょうか?(笑)
それが疑問なのでした。
見た目若そうな人たちなのに、みんなスゴイなと思いました、です。(笑)
2024-03-24 17:56
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